加圧トレーニング

加圧トレーニングが効果的な理由とは?そのメカニズムについて

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加圧トレーニングはトレーニング法の一つで、身体の一部に圧をかけて血流を制限しながら運動します。

身体への負担が大きいため、最短なら30分、低負荷の軽い運動でありながら、筋力アップや血行促進、成長ホルモンの分泌促進などの効果が得られます。

簡単に痩せやすい体質になりたい方に最適です。

筋肉が鍛えられるから代謝が上がる

筋肉が鍛えられるから代謝が上がる

ダイエットのための運動というと、ウォーキングなどの有酸素運動を想像する方は多いのではないでしょうか?確かに、低負荷で長い時間をかけて身体を動かすことでエネルギーを消費して脂肪を直接燃焼することができます。

しかし、代謝が低い身体では、有酸素運動の効率は下がってしまいます。この点を補うには、筋トレなど短時間で高い負荷をかける運動を同時におこなって、筋肉を鍛える必要があります。筋肉を鍛えることで代謝がアップするので、脂肪燃焼効率が上がります。

ダイエットに必須とされる有酸素運動と無酸素運動にはそれぞれ、以下のようなメリットとデメリットがあります。

■有酸素運動
・負荷が軽いので身体を動かすのが苦手な人でも続けやすいが、1回の運動時間が長い
・筋肉を鍛える効果が薄いため、代謝が低い人だとなかなか減量効果が表れない

■無酸素運動
・短時間で終わるが、負荷が大きいため運動が苦手な人だとチャレンジしにくい
・効率良く筋肉を鍛えられるので痩せやすい体質に近付けるが、正しい方法でおこなう必要がある

加圧トレーニングは無酸素運動の一種ではありますが、通常の筋トレとは異なるメカニズムでおこなわれます。

■加圧トレーニングで効率良く筋肉が鍛えられるメカニズム
筋肉には速筋と遅筋の2種類があります。

・速筋…酸素を必要とせず、糖を燃料にして活動する。高い負荷をかけないと活動しない。
・遅筋…活動には酸素を必要とし、比較的軽い負荷でも活動する。

加圧トレーニングは、専用のベルトで脚と腕の付け根を適度に締め付けることで血液の循環をコントロールします。その状態で身体を動かすと酸素を必要とする遅筋の動きが制限されるため、効率良く速筋を鍛えることができます。

血液の循環を制限して筋肉を騙すことで、負荷の軽い加圧トレーニングでもハードな筋トレと同様の効果が見込めます。効率良く筋肉を鍛えることで代謝をアップさせれば、いつも通りの生活でも消費エネルギー量を増やすことができます。

血液の循環が良くなるからすっきり体型になれる

血液の循環が良くなるからすっきり体型になれる

顔や脚がパンパンにむくんでしまうと、本来の体重よりも太って見えてしまいます。

すっきりした理想の体型を作るためには、

・その日のむくみはその日のうちに改善する
・むくみにくい体質になる

という2点を意識しなければなりません。

■むくみの原因は血流悪化にあり!
では、どうしてむくみが発生するのでしょうか?その理由は、血液の循環が悪くなることにあります。血液には身体中の毛細血管を巡り、必要な栄養素を体中に届けていく役割がありますが、小さな細胞には毛細血管が繋がってません。

そのため、血液成分である血しょうが染み出て「細胞間液」となり、細胞に栄養素を運んでいます。役割を終えた細胞間液は水分や老廃物となってリンパ管や静脈へと運ばれていきます。

このとき、リンパ管や静脈の流れが悪い状態だと、水分や老廃物が行き場をなくして皮膚の下に溜まります。これがむくみの正体です。

■加圧トレーニングで血行促進できるメカニズム
加圧トレーニングには、筋力アップ以外にも血液の循環を良くする効果があります。そのため、脂肪の燃焼を促すだけではなく、むくみ改善効果も期待できるので、すっきりとした体型を維持していくことができます。

加圧トレーニングは専用のベルトで血液の流れを制限するため、血液が筋肉に溜まりやすく出ていきにくい状態になります。それによって末梢の血管にも血液が循環し、細胞の隅々にまで酸素が巡ります。

トレーニング後にベルトを外すことによって、大量の血液が一気に身体中を駆け巡ることになります。今まで血流を悪くしていた老廃物が勢い良く押し出され、血液の流れがスムーズになります。

また、加圧トレーニングを繰り返しおこなうことで、血管の収縮・拡張機能が高まるため、血管が若返ります。そのため、定期的な加圧トレーニングでむくみにくい体質になれるだけではなく、高血圧や動脈硬化の予防にも効果的です。

成長ホルモンが活発に分泌されるから脂肪燃焼効果アップ

成長ホルモンが活発に分泌されるから脂肪燃焼効果アップ

長い間、脂肪を燃焼させるためには、摂取カロリーを減らして消費エネルギーを増やす以外には方法がないとされてきました。そのため、適度な食事制限と運動がダイエットには不可欠と言われていたわけです。

もちろん、これらの方法は健康的に痩せるためには有効ですが、そのほかにも、脂肪を燃焼させる方法はあります。それが、成長ホルモンの分泌を活発化するという方法です。

成長ホルモンの効果とは?

脳の低い位置にある脳下垂体から分泌される成長ホルモンは、血液に乗って全身を循環します。成長ホルモンの分泌を活発にするだけで、ダイエット効果はもちろん、アンチエイジング効果も期待できます。

■筋肉量を増やす
成長ホルモンには、アミノ酸を増やして筋肉のタンパク質合成を促す働きがあります。このように筋肉量を増やす効果がある成長ホルモンは、引き締まった身体作りや代謝アップに役立ちます。

■体脂肪を燃焼させる
成長ホルモンには脂肪を分解する働きがあり、その効果は5時間ほど継続すると言われています。そのため、十分な量の成長ホルモンを分泌させさえすれば、ハードな運動をしなくても太りにくい体質になれます。

■老化を遅らせる
成長ホルモンは「若返りホルモン」とも呼ばれており、アンチエイジング効果があると言われています。

・骨や筋肉を丈夫にする
・血管を健康にする
・臓器を再生、修復する

などの働きがあるため、若々しさを維持するためには成長ホルモンは欠かせません。

■骨粗しょう症の予防
女性は男性よりも骨粗しょう症になりやすいだけでなく、無理なダイエットによって骨がスカスカになってしまう女性も増えています。成長ホルモンには骨を丈夫にする働きがあるので、骨粗しょう症の予防に役立ちます。

■美肌効果
成長ホルモンには代謝アップやアンチエイジングなどの効果があるため、肌トラブルを予防し、美しい肌を保つのに役立ちます。

美容と健康にさまざまな効果がある成長ホルモンですが、20代を迎えるころになると徐々に分泌量が減ってしまいます。そのため、積極的に成長ホルモンを増やしていかなければなりません。

加圧トレーニングで成長ホルモンが増えるメカニズム

成長ホルモンを増やすのに有効なのが

1:筋トレをする
2:質の良い睡眠を心掛ける
3:オルニチンをはじめとするアミノ酸を摂る

という3つの手段です。

特に加圧トレーニングは、通常の筋トレよりも成長ホルモンの分泌を活発化させるのに適しています。身体に圧力をかけた状態で速筋を活動させることで、大量に発生した乳酸が筋肉から出られずに溜まっていきます。

蓄積した乳酸は、筋肉内にある「受容体」という細胞を刺激します。脳は傷付いた受容体を再生修復させるために成長ホルモンを大量に分泌します。このときに分泌される成長ホルモンは、筋トレの約10倍と言われています。

加圧トレーニングそのものは最短30分ほどで終わらせることができますが、成長ホルモンによる脂肪燃焼効果は5時間ほど続きます。より脂肪燃焼効率を上げるために、トレーニング後の食事や睡眠に気を配るようにしましょう。

短時間・低負荷でできる加圧トレーニングがダイエットに効果的とされる理由は主に3つあります。それは筋力アップ・血行促進・成長ホルモンの分泌。その結果、すっきりとした痩せやすい体質を作っていくことができます。

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