加圧トレーニング

加圧トレーニングで脳梗塞の恐れあり!?疾患がある人はやったらダメ

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加圧トレーニングは、専用のベルトで血流を制限しながら身体を鍛えていく運動です。間違った方法で行い続けてしまうと、脳梗塞や心筋梗塞など命にかかわる大病のリスクが高まります。

初心者は必ずトレーナーの指導を受けて、正しい方法を身に着けるようにしましょう。

加圧トレーニングは危険!?やってはいけない人とは?

加圧トレーニングは危険!?やってはいけない人とは?

さまざまなダイエット法の中でも、加圧トレーニングはモデルや芸能人に愛好者が多く、効果があると評判です。加圧トレーニングのやり方を一言で説明すると、専用のベルトを脚や腕に巻いて筋トレをするだけ、ということになります。

こう聞くと非常に簡単にできるとイメージしますが、実はほかの運動よりも敷居が高い側面があります。それは、血流を制限した状態であるところに、さらに負荷をかけるからです。

血流を制限しながらトレーニングをすることによって、

・遅筋と速筋という2種類の筋肉を同時に鍛えられる
・脂肪燃焼効果のある成長ホルモンの分泌量が増える
・血行が促進されることで毒素を溜め込みにくい体質になれる

などのメリットがあります。その一方で、

・やり過ぎると血管に負担がかかる
・間違った方法でおこなうと貧血などの体調不良が起こる場合がある
・間違った方法を続けていると血栓症のリスクが高まる

といった危険な一面もあります。

血栓症とは血管に血液の塊が詰まっている状態を指し、脳梗塞や心筋梗塞のリスクを急激に高めてしまいます。

そのため、トレーニングを開始する前に血圧を測定したり、ベルトの強度を調節したりするなどの前準備が必要です。また、通常の筋トレ以上にオーバートレーニングに気を付けて、必要以上に長い時間をかけることのないようにしなければなりません。

加圧トレーニングの運動メニューそのものは比較的易しく、運動が苦手な方でも続けやすいと言われています。しかし、血流制限によるリスクをきちんと理解して、正しい方法でおこなえる人でなければ、加圧トレーニングには向いていません。

また、以下のような内臓疾患を抱えている方も、加圧トレーニングを避けるようにしてください。

・血液疾患
・心疾患
・糖尿病または糖尿病予備軍
・高脂血症

上記以外にも、加圧トレーニングをする上で体調に不安がある場合は、必ず医師の診察を受けてください。

安全に加圧トレーニングをするために気を付けること

安全に加圧トレーニングをするために気を付けること

加圧トレーニングをするには、加圧トレーニング指導資格を持ったトレーナーに教わるか、自宅でおこなうかのどちらかになります。手軽に始められるということから、自宅において自己流で始めてしまう方が多いようですが、安全面からおすすめできません。

まずは信頼できるトレーナーの指導のもと、しっかりと基本のトレーニング方法を身に着けるようにしてください。そうすれば、あとは体調を管理して、食事や水分補給などに気を配るだけで、健康上のリスクは激減します。

経験豊富なトレーナーの指導を受ける

加圧トレーニングは、加圧トレーニングインストラクターの資格を持っている人でなければ指導することができません。加圧トレーニングは血流制限を必要とするため、正しい知識と技術がない状態でおこなうと大変危険だからです。

初めて加圧トレーニングにチャレンジする方は、絶対に自己流でおこなわないようにしてください。まずは実績や口コミなどを参考にしながら、信頼できるプロのインストラクターを見つけて、しっかりと指導を受けましょう。

食事内容と摂取タイミングに注意する

加圧トレーニングは、通常の筋トレよりも負荷が軽いと言われています。しかし、体調が優れない状態でおこなえば、めまいや頭痛などの症状が起こる場合があります。

ダイエット目的でトレーニングしている方は、栄養不足による体調不良が起こりやすくなっていますので、特に注意が必要です。

ダイエットで炭水化物を控え過ぎると、脳や神経は活動に必要なエネルギーを作り出すことができずに、めまいや頭痛などを起こします。対策としては、トレーニングをする2時間ほど前に炭水化物を含めた食事を摂っておきましょう。

また、時間がなくてどうしても食事ができない場合は、30分以内であれば軽食を摂っても問題ありません。おにぎりやバナナなど、糖分を素早く吸収できるものを選ぶようにしましょう。

加圧トレーニングは休憩が短い!?初心者は無理せず少しずつおこなおう

筋トレをするときは、1セットごとに休憩(インターバル)を挟みます。休憩時間はダイエットや筋肥大など、目的によって異なりますが、だいたい30秒~3分ほどです。一方、加圧トレーニングのインターバルは15秒~30秒ほどと、通常の筋トレよりも短いようです。

これは、専用ベルトを着用することで一時的に血流が悪くなっているため、1回のトレーニングを長時間おこなえないからです。しかし、まだ体力があまりない初心者の方は、このようなわずかな休憩では、疲れが取れないかもしれません。

無理をするとめまいや吐き気などが起こる可能性があるため、トレーニング時間は体力に合わせて少しずつ増やしていきましょう。ただし、少し多めに休憩する場合は、ベルトを着用したままにしないように注意してください。

こまめに水分を補給しよう

トレーニング後は、ベルトで制限していた血液が一気に流れ出すことで血行が良くなります。

しかし、トレーニング中身体が水分不足に陥ってしまったら、ただでさえベルトで血流が悪くなっている血行はさらに悪化します。また、トレーニング後血液が一気に流れ出すことがなく、せっかくトレーニングをしても血行促進効果が薄れてしまいます。

トレーニングの前後はしっかりと水分を摂取し、休憩時間にもこまめに水を飲むようにしてください。水分補給は喉が渇いたと感じる前におこなうよう習慣づけましょう。

運動時には汗をかくことで水分だけではなく、ミネラルも不足してしまいますから、ミネラルウォーターを飲むのがおすすめです。運動直後は栄養の吸収力が上がっているため、プロティンドリンクなどを飲むのも良いでしょう。

スポーツドリンクを飲む場合は、

・運動前…体液と同じ糖分濃度のアイソトニック飲料
・運動中と運動後…体液より糖分濃度が低いハイポトニック飲料

という風に、わけて飲むのがおすすめです。

自宅での加圧トレーニングはNG?自宅で安全に加圧トレーニングをするには?

自宅での加圧トレーニングはNG?自宅で安全に加圧トレーニングをするには?

安全に加圧トレーニングをするのであれば、きちんとプロの指導を受ける必要があります。しかしある程度、ジムできちんと基本を身に着けた方は、自宅でのトレーニングも取り入れたいと感じるかもしれません。

その場合に気を付けることをまとめました。

必要な道具はトレーナーと相談して揃える

加圧トレーニングを自宅でおこなう際に必ず必要となる道具は、

・加圧トレーニング専用ベルト
・血圧計

の2つです。

このうち、自宅用のベルトを購入するときは必ずトレーナーに意見を聞いてください。ジムでベルトを販売しているようなら、それを購入するのがおすすめです。どれがあなたにぴったりのベルトなのかわかっているなら、ネットで買っても構いません。

トレーニングの前に必ず血圧を測定する

専用ベルトでどれくらいの圧をかけるかは個人差がありますし、コンディションによっても変動します。トレーニング前に必ず血圧を測定し、「そのときの」あなたに合った圧を調整するようにしてください。

測定した結果、収縮期160以上、拡張期100以上という数値が出たら、その日のトレーニングは中止してください。また、体質的に高血圧・低血圧の人は、自宅トレーニングをおこなう前にトレーナーと医師に相談したほうが良いでしょう。

時間管理を徹底する

ジムであればトレーナーやスタッフが時間管理をしてくれていたでしょうが、自宅ではすべて自分でやらなければなりません。正しく着用できていたとしても、加圧時間が長過ぎると体調不良の原因になりますので、しっかりと時間を見ておきましょう。

基本的な運動時間は、二の腕が10分程度、太ももが15分程度と決まっているようです。キッチンタイマーなどをセットしておくと、時間を気にせずトレーニングに集中できます。

専門のトレーナーの指導を受けながら加圧トレーニングをする分には、リスクはほとんどありません。しかし、血流を制限しているのですから、方法を間違えると健康を害するリスクが高まります。中上級者であっても、自宅でのトレーニングには細心の注意を払いましょう。

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